不動産業は、私たちの生活に欠かせないインフラの一つです。
しかし、その仕事の内容や種類についてはあまり知られていないかもしれません。
今回は、「不動産業者の仕事とは」というテーマで、不動産に関わる様々な仕事について解説していきます。
不動産に関わる仕事
不動産業は多岐にわたりますが、大きく分けると以下のような仕事があります。
1. 売買仲介業
2. 売買業
3. 賃貸仲介業
- 不動産(宅地建物)を貸したい人と借りたい人の仲介を行います。
例: 賃貸マンションやアパートの仲介業務。
これらは「宅建業」に分類されます。
4. 不動産賃貸業
- 所有する不動産を貸し出すオーナーや大家さん、サブリース(転借)業者の業務です。
5. 不動産管理業
- 賃貸ビル・マンション・アパート・土地の管理を行います。
これらは「宅建業以外」に分類されます。
以上の全体を「不動産業」と呼びます。
そのため、「不動産業」イコール「宅建業」ではないということを理解しておくことが重要です。
全国不動産業者数:337,934
全国宅建業者数:125,638(2018年度時点)
(出典:2021 不動産業統計集 公益財団法人不動産流通推進センター)
不動産の仕事に関わる人たち
不動産の仕事は多くの専門家が関与します。
- 販売・売買仲介・賃貸仲介が宅建業者の業務です。
- ゼネコン・ハウスメーカー・工務店と分譲デベロッパー・建売業者・買取転売業者が建設・建築・施工で繋がっており、これらの業者と売買仲介業者が連携しています。
- **不動産会社(賃貸仲介業)**は、分譲デベロッパーや売買仲介業者、消費者と関わっています。
- **大家・オーナー(不動産賃貸業)と管理会社(不動産管理業)**は管理委託の関係で繋がり、管理会社は消費者と管理業務の中で関わっています。
全国に約33万8000の不動産業者があり、そのうち約12万5600が宅建業者です。
不動産取引では、お客様の窓口となり、安全な取引を実現するためのワンストップサービスを提供することが求められます。
不動産業・宅建業に携わる方や、これから携わろうとしている方は、関わる先がどの業に該当するのかを確認することが重要です。
不動産業の世界は非常に広く、様々な役割を持つ人々が協力しながら成り立っています。本ブログでは、これからも宅建業者が行う仕事を中心に、詳しく解説していきます。

ぜひ、次回もお楽しみに!