返済方法「元金均等返済」とは?仕組み・メリット・デメリットを徹底解説
はじめに
住宅ローンを組む際に重要なのが返済方法の選択です。その中でも「元金均等返済」は、総支払額を抑えたい方に適した方法の一つです。
今回は、元金均等返済の仕組みやメリット・デメリットを整理し、どのようなケースに向いているのかを詳しく解説します。
元金均等返済のしくみ
元金均等返済とは、借入元金を返済期間で均等に割り、毎月一定額の元金に加えて、その時点の残元金に対する利息を支払う方式です。
返済が進むにつれて利息の負担が軽減されるため、月々の返済額(元金+利息)は次第に減少していきます。
ポイント
✅ 毎月の元金は一定
✅ 返済が進むほど利息負担が軽くなる
✅ 元利均等返済と比べて総利息負担が少なくなる
元金均等返済のメリット
✅ 将来的な負担が軽減される
→ 返済が進むほど利息額が減るため、後半の返済負担が軽くなります。
✅ 総返済額を抑えられる
→ 元利均等返済に比べ、利息の支払総額が少なくなります。
✅ 借入残高の減少スピードが早い
→ 返済初期から元金を多く返済するため、借入残高の減りが速くなります。
元金均等返済のデメリット
⚠ 初期の返済負担が大きい
→ 返済当初の負担が重く、資金計画をしっかり立てる必要があります。
⚠ 借入可能額が少なくなる
→ 金融機関の審査では、初期の返済額を基準に判断されるため、借入可能額が元利均等返済より少なくなることがあります。
⚠ 利用できる金融機関が限られる
→ 一部の銀行では元金均等返済を取り扱っていない場合があります。
どのようなケースに向いている?
元金均等返済は、以下のような状況の方に適しています。
早いうちに多く返済したい方
・将来的に教育費や医療費などの負担が増えることが予想される方
・現在の収入は高いが、将来的に年収の減少が見込まれる方
総支払額をできるだけ抑えたい方
・利息の負担を少なくし、トータルコストを下げたい方
借入額を早く減らしたい方
・資産形成を重視し、早期に借入を減らしたい方
具体的な返済例
<条件>
・借入金額:3,000万円
・返済期間:30年(360回)
・金利:年3.0%(固定)
<初回返済額の計算>
① 元金の計算
3,000万円 ÷ 360回 = 83,333円
② 利息の計算(初回)
3,000万円 × 3.0% ÷ 12ヶ月 = 75,000円
初回の返済額:83,333円 + 75,000円 = 158,333円
③ 2回目以降の計算
・元金は毎回一定額の 83,333円
・利息は残元金に対して発生し、徐々に減少する
・2回目の利息:2,991万円 × 3.0% ÷ 12 = 74,791円
・2回目の返済額:83,333円 + 74,791円 = 158,124円
このように、返済が進むにつれて利息額が減少し、毎月の返済負担が軽くなっていきます。
まとめ
元金均等返済は、初期の返済負担が大きいものの、総返済額を抑えられるため、資金計画をしっかり立てることで大きなメリットを得られます。
住宅ローンを検討する際は、ご自身のライフプランと照らし合わせながら、適切な返済方法を選びましょう。
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