他に借り入れがあるのなら正確に報告する
「忘れていました」は審査にマイナス
住宅ローンの審査を受ける際には、現在の借入状況を正確に申告することが重要です。
事前審査の申込書には、現在利用している金融機関や残高を記入する必要があります。
オートローンやカードローンなどの大きな負債だけでなく、少額の借入れや分割払いも正確に記載しましょう。
多くの金融機関は、事前審査の際に申込者の同意を得て信用情報を確認し、現在の借入状況を把握します。
金融機関はほぼ全ての借入れを確認できます(一部反映されない情報もありますが、概ね把握可能です)。
もし、借入れを申告せずに後から発覚した場合、「意図的に隠したのではないか?」と金融機関の心証を悪化させる原因となり、審査落ちのリスクが高まります。
「忘れていました」は言い訳にならないため、申込前に信用情報機関で自身の借入れを確認しておくのが賢明です。
諸費用ローンを借りるとき
住宅ローンとは別に、購入時の諸費用をカバーするための「諸費用ローン」を利用するケースもあります。
このローンを申請する場合、諸費用の根拠となる一覧表の提出が求められます。
諸費用には、登記費用や仲介手数料、税金などが含まれますが、家具の購入費など住宅の取得に直接関係しない支出は認められない場合が多いです。
金融機関ごとに適用範囲が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、諸費用ローンの審査では、申請時に大まかな見積もりが求められるものの、本審査では詳細な見積書の提出が必要となることがほとんどです。
事前に準備を進めておきましょう。
新築やリフォームをするとき
住宅ローンを利用して新築やリフォームを行う際には、見積書や間取り図(計画図)が必要になります。
これらの書類を準備するには、建築会社やリフォーム業者と打ち合わせを行う必要があり、通常2週間程度の時間を要します。
土地購入を先行させる場合、建築プランの作成が遅れると、審査に必要な書類が間に合わず、希望するタイミングで融資を受けられない可能性もあるため注意が必要です。
見積書には、建物の本体工事費や付帯工事費など、各工事にかかる費用の詳細が記載されている必要があります。
金融機関によっては、敷地配置図や外観図(立面図)も求められることがありますので、余裕をもって準備を進めましょう。
融資審査の流れと注意点
融資審査には「事前審査」と「本審査」があり、それぞれの審査にかかる期間は以下の通りです。
- 事前審査:5営業日以内
- 本審査:10~15営業日以内
審査結果は、申込者の年収、勤務先、借入状況、信用情報などを総合的に判断して決定されます。結果は以下の3つのパターンに分かれます。
- 承認(希望通りの融資が受けられる)
- 減額承認(希望額よりも少ない融資額での承認)
- 否決(融資不可)
減額承認の場合は、希望額に満たないものの、一定の融資は受けられるため、自己資金や別の融資手段を検討する必要があります。
一方で、否決された場合は、申込者の信用情報や収入要件を満たしていない可能性があるため、他の金融機関に相談するのが得策です。
また、審査結果は一度決まると覆ることはほとんどありません。
否決の場合は、審査基準の異なる別の金融機関へ相談し、条件に合うローンを探すのが現実的な対応となります。
住宅ローン特約との関係
事前審査を通過した金融機関の名称は、売買契約書の住宅ローン特約欄に記載されます。
複数の金融機関から承認を得た場合、最も条件の良い金融機関を選択して記載するのが一般的です。
契約締結後に融資先を変更する場合、売主の同意が必要となる場合があるため、契約前に慎重に検討しましょう。
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