インスペクションも含めた専門検査もやっておきたい
住宅購入時に検討したい4つの専門検査
不動産の売買において、中古住宅を購入する際には事前に専門的な検査を実施することで、リスクを回避し、より安心して取引を進めることができます。
特に、以下の4つの専門検査を行うことで、建物の安全性や資産価値を把握しやすくなります。
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インスペクション(住宅診断)
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耐震基準適合証明の検査
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既存住宅売買瑕疵保険の検査
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フラット35適合証明の検査
これらの検査は、特に中古戸建てや中古マンションの売買において重要視されるポイントであり、実施することで将来的な修繕費用の見通しや購入後のトラブル回避につながります。
インスペクション(住宅診断)とは?
2018年4月から、不動産取引の際に「インスペクションを実施するかどうか」が書面で確認されるようになりました。
これは、建物の劣化状況や欠陥を事前に把握し、買主が購入後に予期せぬ修繕費を負担しないようにするためです。
特に中古戸建ての購入時には、インスペクションを行うことで「購入後に想定外の修繕費が発生するリスク」を抑えることができます。
インスペクションの主なチェック項目
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基礎部分や柱のひび割れ
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雨漏りの有無
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床下のシロアリ被害
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配管や電気設備の劣化状況
売主側の対応も重要!
買主にとっては安心材料となるインスペクションですが、売主にとっては「建物の不具合が判明することで価格交渉が不利になる」という懸念もあります。そのため、売主の中にはインスペクションを拒否するケースも見られます。
また、「家に愛着があるために検査を受けたくない」という感情的な理由で拒否する売主もいます。
しかし、売却の際に建物の状態を事前に明らかにしておくことは、結果的にスムーズな取引につながるため、売主側も前向きに検討することが望ましいでしょう。
検査は売買契約前に実施しよう
一般的に、専門検査は売買契約の前に行うことが推奨されます。
その理由は、もしも検査の結果、雨漏りや構造的な問題が見つかった場合、それを基に契約条件の交渉が可能だからです。
逆に、売買契約後に問題が発覚した場合は、買主が自費で修繕することになる可能性が高くなります。
検査期間の調整が重要
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検査自体は1日以内で完了することが多い
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売買契約締結前の短期間で実施する必要がある
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検査機関への依頼には事前に間取図などの書類が必要
スムーズに進めるためには、買主側は事前に専門の検査機関に依頼し、売主とも十分に調整したうえで実施することが大切です。
専門検査をうまく活用して安全な取引を
不動産の売買は、物件の状態を正確に把握したうえで取引を進めることが成功のカギとなります。
特に、中古住宅の場合は見えない部分に問題が潜んでいる可能性もあるため、適切な検査を行い、買主・売主双方にとって納得のいく取引を目指しましょう。
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物件探しのプロが見るポイント
株式会社コムハウス:竹村 光平
不動産関連資格:
宅地建物取引士・少額短期保険募集人・ファイナンシャルプランナー3級・建築CADインストラクター・CADデザインマスター・第二種電気工事士・古物商許可証
ガレージハウス:賃貸
外院3丁目ガレージハウス:1~6
参考賃料: 17.8~26.5万円
管理費: 0円
間取り: 2LDK
面積: 72.72~116.76㎡
築年数: 2025年5月予定
総階数: 2階建
住所: 大阪府箕面市外院3丁目