住宅ローン返済方法の選び方—元利均等返済のメリットとデメリット
はじめに
住宅ローンの返済方法には主に「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。
それぞれの返済方法には特徴があり、選択次第で返済計画や生活設計が大きく変わります。
本記事では、「元利均等返済」の仕組みやメリット・デメリットについてわかりやすく解説し、住宅ローンの選び方についてお伝えします。
元利均等返済とは?
元利均等返済は、毎月の返済額(元金+利息)の合計が一定となる返済方法です。
返済期間が長くなればなるほど、月々の返済額が安定しており、家計管理をしやすくする特徴があります。
全期間固定金利型であれば、返済額は返済終了まで変わらないため、家計の予算計画を立てやすい点が大きなメリットと言えるでしょう。
元利均等返済のメリット
- 返済額が一定: 返済額が毎月一定のため、家計の予算を管理しやすくなります。
- 突発的な支出があっても、住宅ローンの返済額に影響を与えることはありません。
- 初期の返済負担が軽い: 元金均等返済に比べて、最初のうちは返済負担が少ないため、余裕を持った生活が可能です。
元利均等返済のデメリット
- 総返済額が多くなる: 元金均等返済に比べて、総返済額が増加する点がデメリットです。
- 元金均等返済では、初期の返済額が高いため、元金が早く減り、利息を抑えることができますが、元利均等返済ではその差が広がります。
- 元金の減り方が遅い: 返済初期のうちは元金が少しずつしか減りません。
- 返済期間が長くなると、元金の減少ペースが遅いため、返済終了までの期間中に余分な利息を支払うことになります。
元利均等返済の計算例
具体的に元利均等返済がどのように機能するのかを見てみましょう。
例えば、住宅ローンの借入額が3,000万円、金利が3.0%、返済期間が30年の場合、毎月の返済額は以下のように計算されます。
- 借入額: 30,000,000円
- 金利: 3.0%
- 返済期間: 30年(360回)
返済額は毎月126,481円となり、総返済額は45,533,160円(126,481円 × 12ヶ月 × 30年)となります。
この場合、総支払利息は15,533,160円です。
注意点:
初回の返済額は、借入金額に金利を乗じた利息を計算し、元金返済額を加えたものです。
毎回の返済額から利息分を差し引いた額が元金返済に充てられ、元金が減ることで利息の額も徐々に減少します。
返済方法選びのアドバイス
元利均等返済はその安定性と計画性が魅力ですが、総返済額が多くなる点には注意が必要です。
ライフステージの変化に合わせて、どの返済方法が最適かを考えることが大切です。
たとえば、将来の収入が増える見込みがある場合は、元金均等返済を選ぶことで、長期的な利息負担を減らすことができます。
まとめ
元利均等返済は、毎月一定額の返済が可能であり、家計管理をしやすくするメリットがありますが、元金の減少が遅く、総返済額が増える点には注意が必要です。
ご自身のライフプランや将来の予測に基づいて、最適な返済方法を選ぶことをお勧めします。
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