新市立病院 がん診療を充実・強化
箕面市では、新市立病院の開院に向けた取り組みが令和10年中の完了を目指して進行中です。
この記事では、新市立病院で予定されているがん診療の充実と強化についてご紹介します。
- 放射線治療科と緩和ケア内科を新設
- 新市立病院では、がん治療の充実を図るために「放射線治療科」と「緩和ケア内科」を新設します。
- この新しい診療科の導入により、がん患者が市立病院で放射線治療を受けられるようになるだけでなく、痛みの緩和や精神的なケアも強化される予定です。
がん診療の充実と必要性
高齢化が進行する中で、箕面市では今後、新たにがんと診断される方が毎年1,000人以上になると予測されています。
特に、令和32年の新規がん患者数は約1,129人に達し、令和2年から20%以上の増加が見込まれています。
がん治療には主に「手術」「放射線治療」「化学療法(抗がん剤治療)」がありますが、箕面市内では放射線治療を提供する医療機関がありません。そのため、放射線治療が必要な患者は市外の病院へ通院する状況が続いていました。
新市立病院での取り組み
これを解決するために、新市立病院では「放射線治療科」を新設。これにより、市立病院内で放射線治療が受けられるようになります。
また、「緩和ケア内科」の設立により、痛みの緩和、精神的なケア、在宅復帰や就労支援も専門チームが行うことで、患者のQOL(生活の質)向上が期待されています。
新市立病院の目指す姿
新市立病院では病床数を390床に増やし、持続可能で質の高い医療を提供する公立病院を目指しています。
また、病床の確保にあたっては国が推進する再編統合の制度を活用し、地域医療のニーズに対応します。
新病院は指定管理者制度のもと、医療法人協和会が運営しますが、診療体制や大阪大学医学部との連携は変わらず、引き続き質の高い医療が提供される予定です。
箕面市の未来とコムハウスの取り組み
新しい駅の開業や新市立病院の設立により、箕面市の利便性はますます向上し、住みやすい街づくりが進むことが期待されています。
箕面市の未来の街づくりにおいて、地元の地主様や家主様、また箕面市に移住を検討されている方々と協力しながら、私たちコムハウスも魅力的な街づくりに貢献していきたいと考えています。