広告を使った集客活動1
不動産広告の種類と特徴
客付業務は、住宅の購入を検討しているお客様を募集するために物件情報を発信することから始まります。
こうした集客活動を行う上で重要な手段が「不動産広告」です。不動産広告にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
従来の広告媒体としては、新聞紙面に掲載する「新聞広告」や新聞などに折り込まれる「折込チラシ」、各住戸のポストに直接投函される「宅配チラシ」、住宅情報専門誌などへの掲載があります。
近年では、インターネットを使った「ウェブ広告」がパソコンやスマートフォンを通して幅広く活用されています。
いずれの場合も、宅建業法などで定められた不動産広告に関する規制を守りながら、お客様に関心を持ってもらうための広告を作り、効果的な配布または発信をすることが重要です。
それぞれの広告媒体の特徴を十分に認識し、上手に使い分けることが、広告効果を高めるポイントです。
新聞広告
新聞広告は、その新聞の購読者層を対象に、広範囲のお客様へ情報発信ができる媒体です。新聞の社会的信用性が広告の信頼性にも影響します。新築分譲マンションや大規模な開発分譲地などの広告に向いています。
折込チラシ
折込チラシは、原稿の作成から印刷、配布までを比較的手早く行えることが特徴です。希望するエリアを絞り込み、集中的に広告を配布することで特定地域からの反響が期待できます。広範な物件広告に向いており、「単チラ」や「集合チラシ」などの種類があります。
宅配チラシ(ポスティング)
宅配チラシは、安価で速効性があり、配布地域やターゲットを細かく絞り込める点が特徴です。一次取得者向けの低価格帯物件の広告に向いています。配布時には、管理人の許可を得ることが必要です。
住宅情報誌
住宅情報誌は、広範囲のお客様に情報発信でき、長期間販売を強いられる物件の広告に適しています。情報量が豊富で、不動産取引全般の情報も提供されることが多いですが、最新情報の発信には向いていません。
インターネット広告
インターネット広告は、会社のホームページや不動産ポータルサイトで情報発信を行う媒体です。多くの情報を発信でき、更新が容易で、Eメールでの反響も得やすいです。通信環境があれば、どこでも物件情報を見ることができます。
ダイレクトメール(DM)
ダイレクトメールは、特定の顧客層に絞り込んで情報発信を行う媒体です。会員向けに郵送や送信することで、成約に至る可能性が高い広告手段です。特定ブランド物件の販売に向いています。
広告看板
広告看板は、売り出し中の物件や駅、道路など人通りの多い場所に設置して情報発信を行う媒体です。長期的な告知や現地販売会での誘導に効果的です。しかし、違法な設置は行ってはいけません。
これらの広告媒体を適切に使い分け、効果的に活用することで、集客活動を成功させることができます。
費用対効果を常に検証し、最適な広告戦略を立てましょう。