売却依頼をしたら次に何をすればいいのか
不動産を売却する際、初めての方にとっては「次に何をすればいいの?」という疑問が多く出てくると思います。
この記事では、売却依頼後の流れを分かりやすくご説明します。不動産取引の基本を知り、スムーズな売却を目指しましょう。
売却依頼後の基本ステップ
売却依頼後に行う主要なステップは以下の通りです。詳細を理解することで、次の行動に迷うことはありません。
1. 媒介契約の締結
正式な売却依頼は、媒介契約の締結をもって行います。契約書には住所や氏名を記入し、押印を行います。
また、必要に応じて評価証明書や上水道台帳の取得を営業担当者に委任する場合もあります。
2. 物件周辺状況等報告書の記入
「物件周辺状況等報告書」は、不動産やその周辺に関する情報を記載する重要な書類です。
売主が知り得る範囲で雨漏りや騒音などの情報を正確に記入し、買主に誤解を与えないようにしましょう。
3. 付帯設備表の作成
「付帯設備表」では、建物内の設備の状態や引き渡しの可否を記入します。
設備に不具合がある場合は、買主にその旨を伝え、了承を得ることでトラブルを回避できます。
4. 書類の準備
建物の間取図やマンションのパンフレットなど、必要な書類を用意しておきます。
ただし、登記済権利証(登記識別情報通知)など、重要書類は紛失リスクがあるため、第三者に預けないよう注意してください。
5. 案内方法の確認
物件の案内方法について、営業担当者と詳細を決めます。
例えば、「案内は土日のみ」「共用廊下での私語は禁止」など、希望や注意事項があれば事前に共有しておきましょう。
6. 物件の整理と掃除
物件の第一印象を良くするために、整理整頓と掃除を徹底しましょう。
清潔な状態は買主の心象に大きく影響します。
告知書作成の重要性
「物件周辺状況等報告書」と「付帯設備表」は、不動産取引において欠かせない書類です。
これらを媒介契約後の早い段階で作成する理由は以下の通りです。
買主への信頼性向上
買主に物件の状況を正確に伝えることで、信頼関係を築けます。
トラブル回避
隠していた瑕疵が後に発覚すると、売主の負担で対応する必要が生じます。事前に伝えることで責任範囲を明確にしましょう。
注意点: 状態を正確に記載する
付帯設備表では「引き渡す状態」を明確に記載することが求められます。
例えば、取り外して持ち帰る造作家具をそのまま「引き渡し」と記載してしまうと、後々問題になることがあります。
現在の状態を誤解のないように記録しましょう。
終わりに
売却依頼後のプロセスを理解することは、不動産取引を成功させるための第一歩です。
営業担当者と密に連携しながら、必要な準備を進めましょう。信頼できる不動産会社に依頼することで、スムーズな取引が実現します。
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株式会社コムハウス:竹村 光平
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