画地調整率と四方路線影響加算・間口狭小補正
不動産の土地評価は、多岐にわたる条件を考慮して算定されます。
その中でも、「画地調整率」や「四方路線影響加算」、「間口狭小補正」といった要素は、土地の価値をより詳細に評価する際に重要な役割を果たします。
本記事では、これらの評価方法について具体的な事例を挙げながら解説します。
四方路線影響加算とは?
四方路線影響加算は、宅地が四方の道路に接している場合に適用され、利便性が高いことから評価額が加算される制度です。
この評価は、正面路線価や側方路線価を基に算定されます。
例えば、以下のE地の場合を見てみましょう。
- 正面路線価:300千円
- 裏面路線価:200千円
- 側方路線価:80千円(1つ目)、30千円(2つ目)
土地評価単価
土地評価額
四方路線に囲まれているE地のような土地は利便性が高く、評価額が上がる傾向にあります。
間口狭小補正とは?
一方で、間口が狭い土地については、「間口狭小補正」が適用され、評価額が低くなることがあります。
これは、間口が狭いほど土地の利用価値が下がるとされるためです。
以下はF地の例です。
- 奥行価格補正後の価額:100千円
- 間口狭小補正率(普通住宅地区・6m以上8m未満):0.97
土地評価単価
土地評価額
ただし、間口狭小補正率が適用されても、地積が大きい場合や近隣の土地価額との均衡を保つ必要がある場合には、補正率通りの減額が認められないこともあります。
土地評価のポイントと注意点
土地評価は、売買や賃貸、投資における重要な基礎となります。
箕面市など地域ごとに異なる要因が影響を与えることもあり、査定時には十分な調査と信頼できる不動産会社のサポートが欠かせません。
弊社では、不動産の売却や購入をサポートするだけでなく、土地評価の査定やアドバイスも行っております。
不動産に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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株式会社コムハウス:竹村 光平
不動産関連資格:
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