不動産案内の流れをしっかり理解しておこう
不動産案内の目的とは?
不動産案内の主な目的は、買主(購入検討者)に物件をよく理解してもらい、良い印象を持ってもらうことです。
この2点が達成できた時に、案内は成功と言えるでしょう。
特に、売主が持っている物件が「Sランク」や「Aランク」ではない場合、買主が「買う」「買わない」を判断するため、案内の効果が非常に重要です。
ですから、案内の際に買主に好感を持ってもらうためのポイントをしっかり押さえる必要があります。
不動産案内の流れとは?
売主が物件を売却するために依頼した後、不動産会社は広告や販売活動を行い、買主からの問い合わせを待ちます。
その後、買主と日時調整をし、案内を行います。
この流れは基本的に売主側が依頼した不動産会社の進行に従います。
買主が物件を探す際には、ネットやチラシ等で購入したい物件を見つけ、物件の取扱いをしている不動産会社に連絡を取ります。
そして、案内の手続きを進めることになります。売主・買主、そして不動産会社が一緒に協力して進める流れになります。
共同仲介の概念も覚えておこう
不動産案内には、共同仲介という形態も存在します。
これは、売主が依頼した不動産会社(A社)と、買主が依頼した不動産会社(B社)が協力して案内を進める形です。
中小規模の不動産会社では、共同仲介がよく行われています。
売主と買主、双方の利益を守るために、両者の不動産会社が関わることで、スムーズに進行しやすくなります。
ただし、調整が少し難しくなることもあるため、注意が必要です。
案内の際に気をつけるべき「やってはいけないこと」
不動産案内を通じて成功に導くためには、いくつかの注意点があります。
以下の3つは絶対に避けるべき行動です。
相手と直接、条件交渉や承諾をすること 営業担当者が不在の時に、売主と買主が直接交渉をしてしまうことがありますが、このような行動は後々問題に発展することが多いです。
例えば、買主と売主が「これが欲しい」と軽い気持ちで約束を交わしてしまい、その約束を忘れた際にトラブルが発生することがあります。
契約内容をきちんと確認し、承諾を取る際は担当者を通すことが重要です。
推測や予定など、確定していない情報を話すこと 「近くに新しいスーパーができる予定」といった未来の推測を話すのは危険です。
万が一、計画が実現しなかった場合、その情報に基づいて物件を購入した買主と後でトラブルになる可能性があります。
確実な情報だけを伝えるように心掛けましょう。
共同仲介時に相手側の不動産会社と直接コンタクトを取ること 共同仲介の場合、相手側の不動産会社と直接コンタクトを取ることは業界のルールに反します。
トラブルを避けるためにも、必ず自分が依頼した不動産会社を通じて連絡を取りましょう。
まとめ
不動産案内を成功させるためには、物件に関する正確な知識と、買主に良い印象を与えるための配慮が大切です。
また、案内の流れをしっかり理解し、注意点を押さえることで、円滑に取引が進みます。
共同仲介の場合は、異なる不動産会社との連携も求められるため、ルールを守って行動することが必要です。
最終的に「買いたい」と思わせるような案内を目指しましょう。
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物件探しのプロが見るポイント
株式会社コムハウス:竹村 光平
不動産関連資格:
宅地建物取引士・少額短期保険募集人・ファイナンシャルプランナー3級・建築CADインストラクター・CADデザインマスター・第二種電気工事士・古物商許可証
マンション: 賃貸
ガーデンパレス箕面 A : 101
参考賃料: 12.3万円
管理費: 8,000円
間取り: 2LDK
面積: 61.50㎡
築年数: 2017年2月
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住所: 大阪府箕面市稲6丁目10-8