金利の種類と金利ミックス型の活用方法
住宅ローンを組む際に、金利タイプの選択は返済計画を大きく左右します。
一般的には「固定金利型」や「変動金利型」のいずれかを選択しますが、両者を組み合わせる「金利ミックス型」という方法もあります。
本記事では、金利ミックス型の仕組みやメリット・注意点について解説します。
金利ミックス型とは?
住宅ローンの金利は、全額を同じタイプにするだけでなく、一部を「全期間固定金利型」、残りを「変動金利型」にするなど、異なる金利タイプを組み合わせることが可能です。
組み合わせのパターンとしては、以下のような例が考えられます。
- 「全期間固定+変動金利」:安定性と低金利のメリットを両立
- 「全期間固定+固定金利期間選択型(例:3年固定+10年固定)」:金利上昇リスクを抑えつつ柔軟性を確保
金利ミックス型の住宅ローンを利用する場合、金融機関によっては2つの住宅ローンを借りる形になることもあります。
この場合、契約時の手数料が2件分かかることがあるため、事前に確認が必要です。
金利ミックス型のメリット
✅ リスク分散ができる
金利の変動リスクを軽減しつつ、低金利の恩恵を受けることができます。
たとえば、変動金利の低さを活かしながら、固定金利部分で安心感を確保できます。
✅ 毎月の返済負担を抑えられる
全額を固定金利にするよりも、当初の金利負担を抑えることができ、月々の返済額を軽減できます。
✅ 将来的な金利上昇に対する備え
全額を変動金利にするよりも、金利上昇時の影響を和らげることができます。
金利ミックス型の注意点
⚠ 金利上昇リスクがある
金利が上昇した場合、変動金利部分の返済額が増え、結果的に総返済額が増える可能性があります。
⚠ 組み合わせの比率によって効果が異なる
どの割合で固定・変動を組み合わせるかによって、リスクとリターンのバランスが変わります。
将来の金利動向を予測しながら慎重に選ぶ必要があります。
⚠ 手数料や手続きの負担
金融機関によっては、金利ミックス型を選ぶことで契約手数料が増えたり、手続きが煩雑になったりすることがあります。
まとめ
金利ミックス型は、金利の変動リスクを分散しつつ、低金利の恩恵を受けることができる魅力的な方法です。
ただし、組み合わせの比率や金利の将来動向によっては、総返済額が増えるリスクもあります。
住宅ローンを検討する際は、慎重に比較し、自分に合ったプランを選択しましょう。
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