どんな不動産があるか確認しよう
不動産の登記手続きを行う際、手続きが必要な不動産をすべて把握しておくことが重要です。
特に、土地や建物の「地番」や「家屋番号」を正しく確認することは、登記手続きをスムーズに進めるために欠かせません。
本記事では、不動産の正確な情報を確認する方法について解説します。
1. 地番や家屋番号を正確に確認する
不動産の登記手続きでは、土地ごとに付与される「地番」や、建物ごとに付けられる「家屋番号」を特定することが必要です。
これは、住所とは異なるため注意が必要です。
例えば、自宅の住所を知っていても、その土地や建物の「地番」や「家屋番号」が異なることがあります。
そのため、登記事項証明書(登記簿謄本)を取得する際には、これらの情報を正しく把握しておくことが求められます。
確認方法:
✅ 固定資産税納税通知書
✅ 登記済証(権利証)または登記識別情報通知書
✅ 売買契約書や抵当権設定契約書
✅ 昔の登記事項証明書
これらの書類が手元にある場合は、すぐに確認できます。もし見当たらない場合は、別の手段を活用しましょう。
2. 名寄帳を活用する
もし所有している不動産の詳細が不明な場合、都税事務所や市区町村役場で「名寄帳(なよせちょう)」を確認する方法があります。
名寄帳とは?
名寄帳には、特定の所有者がその自治体内に所有している不動産が一覧で記載されています。
特に、想定していなかった私道の持分や、共有名義の不動産などが見つかることもあります。
注意点:
- 市区町村単位で管理されているため、異なる自治体にまたがる不動産は反映されていない
- 共有名義の不動産は、別途請求が必要な場合がある
- 取得には請求書、身分証明書、手数料が必要
3. マンション・アパートの場合の注意点
区分所有建物(マンションやアパートなど)では、建物と土地が別々に登記されているケースが多いです。
そのため、所有している部屋の「家屋番号」と、その建物が建つ土地の「地番」の両方を確認する必要があります。
✅ 権利証を確認:建物部分と土地部分で別々になっていることがある
✅ 管理会社に問い合わせ:マンションの場合は管理組合が情報を把握している場合がある
4. 法務局を上手に活用する
「地番」や「家屋番号」がわからない場合は、法務局を訪れて調査する方法があります。
✅ 住所から検索:管轄の法務局で住所をもとに「地番」や「家屋番号」を教えてもらえる
✅ ブルーマップを利用:不動産登記情報が記載された地図で地番を確認できる
✅ 登記情報提供サービスを活用:オンラインで登記事項証明書を取得できる
まとめ
登記手続きを行う前に、不動産の「地番」や「家屋番号」を正確に把握することはとても重要です。
納税通知書や登記済証、名寄帳、法務局のサービスなどを活用し、事前にしっかりと調査しておきましょう。
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株式会社コムハウス:竹村 光平
不動産関連資格:
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