金利の種類:固定金利期間選択型の特徴と注意点
住宅ローンを検討する際、金利タイプの選択は重要なポイントです。
特に「固定金利期間選択型」は、多くの金融機関が提供している住宅ローンの一つであり、一定期間金利が固定されるため、返済計画を立てやすいというメリットがあります。
しかし、固定期間終了後の金利変動には十分な注意が必要です。
本記事では、固定金利期間選択型の仕組みと注意点を詳しく解説します。
固定金利期間選択型とは?
固定金利期間選択型とは、借入時に設定した一定期間(例:2年、3年、5年、10年、15年、20年など)の間、金利が固定される住宅ローンのことです。
固定期間が終了すると、その時点の市場金利に基づいて新たな金利が適用され、変動金利型に移行するか、再び固定金利期間選択型を選択するかを決めることができます。
固定金利期間の長さによって適用される金利が異なり、一般的に固定期間が短いほど低金利に設定されています。
そのため、当初の金利を抑えつつ、一定期間の安定した返済を希望する人に適しています。
ただし、一部の金融機関では、固定期間終了後に再び固定金利期間選択型を選べないケースもあるため、事前に契約内容をよく確認することが大切です。
固定金利期間終了後の注意点
固定金利期間終了後は、以下の点に注意する必要があります。
適用金利の変動
- 固定期間終了後は、新たに適用される金利によって返済額が変動します。
- 変動金利型とは異なり、金利上昇による返済額の増加に上限が設定されていないため、大幅に負担が増える可能性があります。
金融機関ごとの金利引下げ幅の違い
- 固定期間終了後の金利は、多くの場合、金融機関が設定する店頭金利から一定の引下げが適用されます。
- 引下げ幅は金融機関によって異なり、例えば「-0.4%」「-0.7%」「-1.0%」「-1.2%」「-2.2%」などの幅で設定されています。
長期間のローンでは慎重な計画が必要
- 住宅ローンの返済期間は一般的に長期にわたるため、借入時の金利だけでなく、固定期間終了後の金利動向も考慮することが重要です。
- 金利上昇時にも対応できるよう、余裕を持った返済計画を立てることが望ましいです。
固定金利期間選択型のメリットとデメリット
メリット
✅ 固定期間中は金利・返済額が変わらず安心
✅ 固定期間が短いタイプほど低金利で借りられる
✅ 固定期間終了後に変動金利型や別の固定金利期間を選べる柔軟性がある
デメリット
⚠ 固定期間終了後の金利次第で返済額が増加する可能性がある
⚠ 変動金利型のように返済額の増加幅に上限がないため、大幅に負担が増えるリスクがある
⚠ 金融機関によっては、固定期間終了後の再選択に制限がある場合がある
まとめ
固定金利期間選択型は、一定期間の安定した返済を望む人に適した住宅ローンですが、固定期間終了後の金利変動リスクを考慮する必要があります。
借入時に目先の金利の低さだけに注目せず、固定期間終了後のシミュレーションをしっかり行い、将来的な負担増加に備えた計画を立てることが大切です。
住宅ローンの選択肢として検討する際には、金融機関ごとの条件を比較し、自分に合ったプランを選ぶようにしましょう。
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