買主は「住みたいと思えるか」で物件を見る
不動産の購入を検討する際、買主が最も重視するのは「この家に住みたいと思えるかどうか」です。
物件の価格や立地、設備などはもちろん重要ですが、最終的な決定には「ここでの暮らしをイメージできるか」が大きく関わります。
今回は、買主が物件を選ぶ流れや、判断のポイントについて解説します。
物件探しの流れ
買主はまず、不動産会社の営業担当者と相談し、希望条件や資金計画に基づいて物件を探します。
一般的な方法として、以下の2つが挙げられます。
不動産会社からの紹介
- 営業担当者が希望に合う物件をピックアップし、物件概要書(A4またはB4サイズの資料)を提供します。
- メールやFAXなどで情報を受け取ることもあります。
インターネットでの検索
- ポータルサイトや不動産会社のホームページを活用し、自分で条件に合う物件を探す。
- 実際に見学したい物件があれば、不動産会社に連絡し、内覧の予約を取る。
いずれの方法でも、物件の概要(価格、所在地、間取り、築年数、交通アクセスなど)を確認し、「住みたいと思えるか」を基準に候補を絞っていくことが重要です。
「住みたいかどうか」で判断する
実際に物件を内覧する際、1日で見学できるのは3~4件が目安です。
特に居住中の物件では、売主と日程調整が必要なため、見学可能な数が限られます。
そのため、次のような基準で見学する物件を絞り込みましょう。
- エリアや交通の便:通勤・通学、生活の利便性を考慮する。
- 価格:ローンや資金計画と照らし合わせて無理のない範囲かどうか。
- 建物の状態:築年数やリフォームの有無を確認。
- 周辺環境:スーパーや病院、学校、公園など生活に必要な施設が揃っているか。
これらのポイントを比較しながら、「ここに住みたい!」と感じられる物件に出会えるかが鍵になります。
直物と先物の違いを知る
不動産には「直物(じかもの)」と「先物(さきもの)」という業界用語があります。
これらの違いを理解しておくと、よりスムーズに物件選びができます。
- 直物(じかもの):売主から直接依頼を受けている不動産会社が取り扱う物件。売主と直接交渉できるため、価格や条件の調整がしやすい。
- 先物(さきもの):他の不動産会社が取り扱っている物件を、別の会社が紹介する形。売主と直接の関係はないが、買主側のサポートを重視する営業担当者がつくことが多い。
同じ物件が複数の不動産会社で紹介されているのは、直物と先物が混在しているためです。
- スムーズな取引や価格交渉を重視するなら直物の会社を選ぶ
- 買主の立場で全力サポートを受けたいなら、先物の不動産会社に相談するのもあり
どちらを選ぶかは、求めるサポートや交渉のしやすさによって決めるのが良いでしょう。
まとめ
物件選びは「住みたいと思えるか」が最も大切な基準です。
不動産会社の紹介やインターネット検索を活用しながら、自分の理想に合った物件を見つけましょう。
また、直物・先物の違いを理解して、よりスムーズな取引を進めることも重要です。
不動産購入は大きな決断ですが、信頼できる営業担当者と相談しながら進めることで、納得のいく選択ができるでしょう。
リンク
物件探しのプロが見るポイント
株式会社コムハウス:竹村 光平
不動産関連資格:
宅地建物取引士・少額短期保険募集人・ファイナンシャルプランナー3級・建築CADインストラクター・CADデザインマスター・第二種電気工事士・古物商許可証
マンション:賃貸
佐藤メゾン:101
参考賃料: 7.5万円
管理費: 0円
間取り: 2LDK
面積: 54.9㎡
築年数: 1993年2月
総階数: 2階建
住所: 大阪府箕面市小野原東3-12-8