変動金利型の特徴とリスクについて金利の種類 変動金利型のメリットとリスク
変動金利型とは?
変動金利型とは、借入期間中の適用金利が定期的に見直される住宅ローンの一種です。
多くの場合、金利は半年ごとに変動し、返済額は5年ごとに見直される仕組みになっています。
この金利は、短期プライムレートや国際市場の動向に影響を受けるため、将来的な金利変動を考慮することが重要です。
一部の金融機関では「上限金利付き」の商品を提供しており、金利の上昇が一定の範囲内に抑えられるものの、その分、通常の変動金利よりも高めに設定されることが一般的です。
変動金利型のメリット
- 低金利時に有利:市場金利が低いときは、固定金利よりも低い金利で借りられる可能性があります。
- 金利下降期に強い:金利が下がれば、自動的に低い金利が適用されるため、支払い負担を抑えやすい。
変動金利型のリスク
① 金利上昇時のリスク
変動金利型では、金利が上昇すると毎月の返済額の利息部分が増え、元金の減少が遅くなる可能性があります。
特に金利が急上昇した場合、未払利息が発生することがあり、注意が必要です。
② 未払利息の発生
未払利息とは、適用金利の上昇により、本来支払うべき利息額が毎月の返済額を超えたときに発生するものです。
例えば、以下のようなケースを考えてみましょう。
ケース例
- 借入残高:2,800万円
- 当初金利:1.875%
- 5年間の固定返済額:94,779円
- 金利上昇:
- 1.875% → 2.875%(2年目)
- 3.875%(3年目)
- 4.375%(5年目)
この場合、5年目には適用金利が4.375%まで上昇し、本来の利息額が102,661円に達するため、7,882円の未払利息が発生することになります。
これにより、元金が減らず、将来の返済計画に影響を及ぼす可能性があるのです。
変動金利を選ぶ際のポイント
- 将来的な金利変動を考慮する
- 低金利が続く可能性がある場合は、変動金利が有利に働くが、将来的な金利上昇リスクを想定しておくことが重要。
- 返済シミュレーションを活用する
- 金利上昇時の影響を試算し、どの程度までなら対応できるのかを確認しておく。
- 金融機関のルールを確認する
- 金利上昇時の未払利息の処理方法や、返済額の見直しルールを理解しておく。
まとめ
変動金利型の住宅ローンは、金利が低い間はメリットが大きいですが、将来的な金利変動によるリスクもあるため、慎重な判断が必要です。
特に未払利息の発生には注意し、返済計画をしっかり立てることが重要です。
リンク
物件探しのプロが見るポイント
株式会社コムハウス:竹村 光平
不動産関連資格:
宅地建物取引士・少額短期保険募集人・ファイナンシャルプランナー3級・建築CADインストラクター・CADデザインマスター・第二種電気工事士・古物商許可証
マンション:賃貸
佐藤メゾン:101
参考賃料: 7.5万円
管理費: 0円
間取り: 2LDK
面積: 54.9㎡
築年数: 1993年2月
総階数: 2階建
住所: 大阪府箕面市小野原東3-12-8